スポンジ製品の加工をすることもできます
スポンジの加工と言って、どのような用途を思い浮かべるでしょうか。
キッチンで食器洗いに使っているような製品を思い浮かべる場合、市販品そのままで十分であって、特に何らかの形づくりをあえて行う必要などありませんから、一般の人にはあまり思い浮かばないかもしれません。
しかしスポンジは別に食器洗いだけではなく、緩衝材とか断熱材、梱包材などに非常に広く使われています。
このように書けば普通の人であっても用途に思い当たる点がきっとあるはずです。
家電製品とか家具類など、段ボール箱に収められた形で販売されている製品であれば、その中に緩衝材が使われていることがあるのを思い出すに違いありません。
素材は確かに様々で、最近ではボール紙を利用したものもありますが、要するに製品とか部品が段ボール箱の梱包の中で勝手に動いたり、外部からの衝撃を直接受けたりして壊れるのを防ぐ目的で緩衝材は使われています。
そして、それらの緩衝材はその製品に特有の形状をしていることにも同時に気づくはずです。
ある意味でオーダーメイドであって、その製品や部品がちょうどぴったりとはまるように型どりがなされています。
このようなことが可能なのは当然ながら加工技術がしっかりとしているからで、サイズとか形などのデータがあれば、寸分の狂いもないように正確に型枠のようなものを作ることができるわけです。
一般の人ではあまりお世話になることもないかもしれませんが、ショップなどを運営している人は知っていて損はありません。